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風邪をひいたので病院に行ったら、抗生物質のクラリス薬を出されました。熱が下がっても何日間か飲まないといけませんか?

回答ー出された抗生物質は最後まで飲みきるのが基本です。
さて、理由についてお話しましょう。風邪をひいて病院に行ったら抗生物質を出された。みなさんもよくある経験ではないでしょうか?一般的な病院であれば、普通に風邪をひいた場合、抗生物質を出すことが多いと思います。

頭が痛い女性

ですが実はこの抗生物質、のんでも風邪が治るというわけではありません。なぜなら風邪の原因の809割がウイルスによるものだからです。

え、じゃあ抗生物質を飲んでも意味がないの?と思った方、そうではないんです。抗生物質を飲むのには別の目的があります。

そもそも抗生物質は細菌に対して効果があるもので、ウイルスに対しての効果はありません。細菌とウイルスは別物なのです。

ではどうして抗生物質を飲むのか、ということですが、実は細菌は私たちが普段生活している中に多くいるもので、私たちの体の中にも一般的にいるものなのです。

普段は悪さをしない細菌ですが、風邪をひいたりして体が弱ってしまい抵抗力が落ちたとき、体の中で繁殖して悪さをすることがあります。

それを予防するために予め抗生物質を服用するのです。風邪の原因はウイルスですが、別の原因で感染症がひどくならないようにするために、抗生物質をのむということですね。

さらに、細菌は抗生物質に抵抗性を持つことがあります。つまり、抗生物質が効かなくなってしまうということですね。実は細菌の抵抗性は世界的に問題となっています。

しかし適切な期間、抗生物質を服用することで、抵抗性を持たせないようにすることもできます。抗生物質を決められた期間きっちり服用することは、細菌が抗生物質に対して抵抗性をもたないようにするために重要なのです。

たとえ風邪の症状がよくなっても、体の中から細菌がいなくなったわけではありません。中途半端に抗生物質を使い、体の中に細菌が残っているのに抗生物質の服用をやめてしまうと、その細菌が抗生物質に抵抗性をもってしまうのです。

私たちが抗生物質を正しく服用することで、抗生物質に抵抗性をもつ細菌が増えることを抑えることができるということです。

抗生物質をきちんと飲みきらないといけない理由は、今の自分の体だけでなく、これから先の自分の体を守るためにも重要なことなのです。